こんにちは、「北九州・福岡エリアの医科・歯科クリニックの皆様の分院・開業・改修をサポートする」
クリニックアーキテクトプロより、クリニック開設に役立つブログをお届けします。
新規開業時には多くの資金が必要になりますが、大きなウェートを占めるのが内装工事です。
九州地方でも開業コストを軽減するためには、内装工事費をいかに抑えるかが重要になります。
今回は、内装費用の相場、費用を抑える方法、土地活用などコストダウンのポイントをご紹介します。
九州地方でのクリニック開業のポイント
九州地方でクリニックを開業する際のポイントとして、地域の特性を理解することが重要です。
弊社は20年以上にわたり、福岡県密着で医科・歯科の先生方へ提案をし続けてきました。
クリニック開業において物件探しから内装工事まで、幅広いサービスを提供しています。
クリニック開業支援のほかに住宅の建設も行っていますので、テナントを借りてクリニックを開業したいドクターだけでなく、
自宅兼クリニックや、クリニック自体を建てて開業したいと考えているドクターへも最適なご提案が可能です。
福岡から北九州エリアにかけて、おしゃれで居心地のよいクリニック建設事業を提供します。
クリニック内装費用の相場と坪単価
クリニック内装費用の相場は、物件の規模やデザイン、設備によって変動します。
一般的には坪単価20万円~30万円程度が目安ですが、開業規模や施工内容によってこの範囲を超えることもあります。
例えば、総面積50坪のクリニックを開業する場合、内装費用は1,000万円~1,500万円が目安となります。
予算を立てる際には、物件の状況や使用する材料、選ぶ設備によっても大きく変わるため、見積りを取り、
具体的な金額を把握することが重要です。
「概算見積書」はあくまでも「おおまかなもの」なので会社によって精度が違います。
見積もり内の項目をよく見て、合計金額だけですぐに飛びつかないことも重要です。
診療科目別の内装費用相場
診療科目によって内装費用は異なります。
例えば、歯科クリニックの場合、診療機器や設備が多く必要となるため、内装費用が高くなる傾向があります。
皮膚科や外科のクリニックも、特殊な機器や設備が必要なため、費用がかかります。
一方で、内科や小児科では、リラックスできる空間を提供するための内装が求められることが多く、比較的費用を抑えることができます。
- 内科 35〜45坪 2,800万円
- 小児科 30〜40坪 2,450万円
- 整形外科 30〜70坪 3,900万円
居抜き物件
最も効果的にコストダウンする方法は、設備が残っている居抜き物件を改装することです。
設備の位置を変更しなければ、内装工事費用は確実に安くなります。
日本のクリニック開業の9割以上は、新築開業となっており中古居抜き物件を買うという人はまだ少数派です。
極端な「新築偏重」となっているのです。
確かに診療科目が違うと、機器が使えなかったり、レイアウトを大きく変更しなければならない場合も多いので、
解体費用もかかり、居抜き物件の方が高くなる場合もあります。
また、居抜き物件で開業するのは、内装工事費用は削減できても、経営的なリスクを伴います。
経営が難しい地域なのかもしれません。
クリニックを続けていくことが前提ですから、開業時だけの費用に惑わされず、長い目で見て判断してください。
コストダウンのポイント
クリニック内装工事費用を抑える具体的なコストダウンのポイントをいくつか紹介します。
- 見積もりの段階で複数の業者から提案を受ける: 複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで、適正な金額を見極めることができます。
- 医療機器や設備の専門業者から購入する: 一般的な家具や備品の代わりに、専門業者から購入することで割引やサポートが受けられる場合があります。
- 施工業者との密な打ち合わせ: 予算や工事スケジュールに応じた柔軟な対応により、無駄な費用を抑えます。
- 既存の内装や設備を上手に活用: 既存の内装や設備を上手に活用しましょう。
- 効率的な設計を行う: 患者様の居心地やスタッフの働きやすさを考慮した効率的な設計を行い、コスト削減を図ります。
施工業者選び
専門的な知識と実績がある業者を選択することで、コストダウンのポイントを抑えた内装工事がスムーズに進みます。
予算も考慮に入れて、適切な業者とコストを見積もりましょう。
施工業者を決めるにあたっては以下のポイントをチェックしてください。
- 医療設計の有無
- 自分の診療科目の知識をどの程度持ち合わせているか
- 医療設計の知識はもちろん、 開業までの流れ、医療機器、各官公庁への申請などについても 熟知しているか
- 開業に必要な周辺業者とのネットワークを持っているか (開業までに様々な業者が関わってくるが、必要な時に紹介してくれるか)
- 概算、正式な見積書の中に含まれているものの確認 (特にブラインド、医療カーテン、室名札、電気温水器、自動水栓、 サイン看板、窓フィルム、LAN配線、呼び出しマイク、 BGMスピーカー、防災設備工事など)
競合との差別化
クリニックの安定した経営・運営において欠かせないことの1つに「集患」があります。
その中でも特に「差別化を図ること」が大切と言われていますが、なかなか競合との違いを見つけるのに苦労することもあるでしょう。
新規開業のときには特に頭を抱えるものかもしれません。
独自性をアピールするには、「コスパの良さ」や「プライベートな空間」などの特別感がポイントです。
患者様がリラックスできる空間を提供することはもちろんのこと、コスパの良さや、患者様に合わせた設計・設備など(小児科であれば「キッズルームが広い」だったり、精神科や美容外科であれば「他の患者様と会わずに済む」だったりなど)を行っていると、独自性のアピールに役立ちます。
その上で地域住民との連携を強化し、地域イベントへの参加や、地元の食材を使用した健康食品の提供など、地域密着型のサービスを展開してはいかがでしょう。
クリニックの内装工事事例
新築クリニックでは、内装デザインや設計、施工を行う業者の選び方が重要で、多くの事例では複数の会社から見積もりを取り比較した上で発注しています。新築クリニックの内装工事事例を検索し、専門業者の実績や方法を比較することが有効です。
リフォームによるクリニック内装改善事例
リフォームによるクリニック内装改善事例では、既存の施設や設備を活用しながら効果的な改善を行います。
リフォームでは立地条件や物件の状態が重要であるため、事例を通して具体的な工事スケジュールや費用の比較を行いましょう。
医療施設での土地活用をお考えの方へ
医療施設での土地活用では賃借契約の相手が医療関係者となるため、長く土地に定着して営業することを望まれています。
そのため、医療施設での土地活用は長期的に経営を安定させやすいといえるでしょう。
医療施設での土地活用では
- 実績等を鑑みて長期的に貸せる事業者を探す必要がある
- 入院設備がある施設の場合は特殊建築物としての届け出が必要
- 医療施設の規模によって建てられない用途地域がある
などの注意点がありますが、
クリニックアーキテクトではクリニックとのマッチングを行ない、ワンストップで土地活用のお手伝いを致します。
クリニックアーキテクトプロでは、クリニック開業に関する無料相談会を実施しています。
内装工事や設備選びに関する疑問や相談をお持ちの方は、ぜひご参加ください。
お問い合わせは下記のリンクからお気軽にお問い合わせください。